佐渡について
新潟県の西、日本海に浮かぶ佐渡島は、面積が東京23区の1.4倍もあり、本州最大の離島です。
佐渡島には1000mを超える山があり、水も豊か。島の中央部の国中平野では、稲作が盛んです。
また、佐渡島周辺を流れる対馬暖流の影響で、日本海に浮かぶ島でありながら、比較的温暖な気候なのが特徴。この気候と豊かな大地で、果樹栽培も盛んです。
山の恵み・海の恵み・大地の恵みに満ちた佐渡島は、「日本の縮図」と称されるほど、多様性に富み、訪れる人々を五感で楽しませてくれます。
地球の営み、自然の営み、人々の営み……
私たちの提供するアクティビティは、これらのすべてを感じとることができる、特別な時間となることをお約束します。


佐渡島で採れる食材
鳥のさえずり、虫の声、そして水辺で元気に動き回る魚や爬虫類たち――。
かつて効率重視の農法で失われかけていた、生きものたちが息づく田畑が、今、佐渡島で息を吹き返しています。
野生の朱鷺が再び空を舞う未来を願い、佐渡島では2007年から「生きものを育む農法」を実践。減農薬・減化学肥料の米作り、鳥たちが喜ぶビオトープの設置、そして人の手で丁寧に草刈りを行う畦道づくり――。
地道な努力が実を結び、絶滅していた野生の朱鷺は500羽以上にまで回復し、人と自然が共生する豊かな風景が広がっています。
それはまさに日本の原風景。
海や川の食べ物
- 【海の魚】
- 真アジ・赤カレイ・カレイ・ヒラメ・キス・はちめ(メバル)・コウグリ(ウマズラハギ)・いわし・クロソイ・青カマス・サワラ・スケトウダラ・飛び魚・ハチメ(タカナ・ウスメバル)・ブリ(ワラサ)・黒マグロ・メジマグロ・あんこう
- 【海藻】
- もずく(花もずく・石もずく)・わかめ・銀歯草・アカモク・岩のり など
- 【貝・甲殻類】
- 蛸(真蛸・水ダコ)・イカ・紅ズワイガニ・南蛮エビ・あわび・さざえ・岩牡蠣・真牡蠣など
- 【川魚】
- アユ
山や土地の食べ物
- 【果物】
- りんご・みかん・柿・ぶどう・シャインマスカット・黒イチジク・いちじく・さくらんぼ・いちご・レモン・梨・西洋梨・パッションフルーツ など
- 【穀物】
- 米・大豆
- 【野菜】
- さつま芋・玉ねぎ・葉物野菜・アスパラ・大根・人参・トマト など
- 【その他】
- 山菜・きのこ

世界農業遺産(GIAHS:ジアス)とは
「Globally Important Agricultural Heritage Systems」の略称で、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランドスケープ及びシースケープ、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、世界的に重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)を、国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する制度です。
佐渡が世界農業遺産(ジアス)に認定された理由
農業生産システムに「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」を導入し、消費者と連携しながら島全体へ拡げていること。
生物多様性保全型農業と農業経済が連携し、持続的な環境保全体制を構築していること。
佐渡金山が風景と文化に大きな影響を与え、生物多様性と農業生産活動をはぐくむことによって、農村コミュニティを保全してきたこと。